LEICA M6
LEICA M6
LEICA M6は、1984年に登場した35mmフィルム式レンジファインダーカメラです。 M型Leicaの機械式シャッターとシンプルな操作性を保ちながら、レンズを通った光を測るTTL選択測光式の露出計を内蔵したことが大きな特徴です。 初代M6はシャッタースピードと絞りを撮影者が手動で設定するマニュアル露出機で、M7のような絞り優先AEは備えていません。標準的なファインダー倍率は0.72倍で、28/90、35/135、50/75mmの6焦点距離フレームを備えます。 電池は露出計等の電気機能に使用しますが、シャッターそのものは機械式のため、露出計が動作しないこととシャッターが切れないことは同じ意味ではありません。 M6には初代M6のほか、1998年登場のM6 TTL、2022年に再登場したM6が存在するため、売却時にはどの世代・仕様のM6かを正しく確認することが重要です。

基本情報
BASIC INFORMATION










LEICA M6について
ABOUTLEICA M6は、1984年に登場した35mmフィルム式レンジファインダーカメラです。
M型Leicaの機械式シャッターとシンプルな操作性を保ちながら、レンズを通った光を測るTTL選択測光式の露出計を内蔵したことが大きな特徴です。
初代M6はシャッタースピードと絞りを撮影者が手動で設定するマニュアル露出機で、M7のような絞り優先AEは備えていません。標準的なファインダー倍率は0.72倍で、28/90、35/135、50/75mmの6焦点距離フレームを備えます。
電池は露出計等の電気機能に使用しますが、シャッターそのものは機械式のため、露出計が動作しないこととシャッターが切れないことは同じ意味ではありません。
M6には初代M6のほか、1998年登場のM6 TTL、2022年に再登場したM6が存在するため、売却時にはどの世代・仕様のM6かを正しく確認することが重要です。
見分け方・バリエーション
VARIATIONLEICA M6は同じ「M6」という名称でも複数の世代があるため、最初に世代を確認することが重要です。
1984年登場の初代M6は本ページの主対象です。標準ファインダー倍率は0.72倍で、市場ではM6 Classic、Classic M6、M6 Non-TTLなどと呼ばれる場合があります。
1998年登場のM6 TTLではTTLフラッシュ調光が追加され、ボディ高が約2.5mm増加し、シャッタースピードダイヤルの大型化や回転方向変更などが行われました。0.72倍に加え0.85倍、後には0.58倍仕様も確認されます。M6 TTLも機械式シャッターで、M7のような絞り優先AE機ではありません。
2022年にはM6が新製品として再登場しました。製品番号10557の現行M6は、1980~90年代のM6とは別世代として市場でも区別されています。
M6には通常のブラック/シルバー以外にも限定・記念仕様が存在します。特殊な外装、刻印、セット内容がある場合は通常個体として即断せず、個別に確認します。
シリアル番号は年代・仕様確認の手掛かりになりますが、限定仕様や部品交換、修理歴等も含めて実物とあわせて判断する必要があります。

査定について
APPRAISAL査定で評価に差が出るポイント
LEICA M6では、まず初代M6、M6 TTL、2022年M6のどの世代に該当するかを正しく確認することが重要です。
ファインダー倍率、限定・記念仕様、外装色、特殊刻印なども市場上の区別材料になりますが、特殊個体の高額例を通常M6へそのまま当てはめることはできません。
M6は機械式シャッターに加えて電子式の露出計を持つため、メーターが点灯するか、測光値が著しくずれていないか、電池室や接点に腐食・液漏れ跡がないかなども状態差につながります。
外観では傷・打痕、塗装/クローム、貼革、腐食、再塗装、部品交換、限定刻印、修理歴などを確認します。シャッター、巻き上げ・巻き戻し、距離計、ファインダー、フレームライン、フィルム搬送などの機械状態も評価に関わります。
元箱、説明書、ストラップ、ボディキャップ、保証書・書類、Mマウントレンズ、特殊モデル固有の付属品などが残っている場合は、それらもあわせて確認します。
査定時に確認するポイント
査定では、まず初代M6、M6 TTL、2022年M6のどれに該当するか、ファインダー倍率や特殊・限定仕様の有無を確認します。
露出計では、電池を入れてLEDが正常に表示されるか、明暗に応じて表示が変化するか、測光が著しく不安定でないか、電池室や接点に腐食・液漏れ跡がないかを確認します。
シャッターではB~1/1000秒の各速度が作動するか、布幕に穴・破損・変形がないか、著しい速度不整合がないかを確認します。
レンジファインダー/ファインダーでは、二重像の状態や著しいズレ、くもり・汚れ・カビ、フレームライン、フレームセレクター、パララックス補正、ファインダー倍率などを確認します。
外観ではトップカバー、ベースプレート、塗装/クローム、傷・打痕、貼革、腐食、ストラップアイレット、再塗装や部品交換などを確認します。
そのほか、巻き上げ・巻き戻し、クイックローディング、フィルムカウンター、フィルム室、修理歴、付属品なども個体に応じて確認します。
経年劣化・故障・注意点
LEICA M6は機械式シャッターと電子露出計を併せ持つため、機械部分と電気部分を分けて状態確認することが重要です。
機械部分では、布幕シャッター、巻き上げ・巻き戻し、フィルム搬送、距離計、ファインダーなどを確認します。露出計まわりではLED表示、測光、電池接点、腐食、液漏れ跡などを確認します。
ただし、電子部品を持つことだけを理由に「M6は壊れやすい」と判断することはできません。古い個体では使用・整備・保管歴による差が大きいため、実物の状態確認が必要です。
M6 TTLではTTLフラッシュ関連回路等が追加されているため、初代M6とまったく同じ故障要因として一括せず、該当機能を個体ごとに確認します。
修理可否や部品供給範囲は世代・症状によって異なる可能性があるため、必要に応じて個別確認となります。
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レンズ・付属品について
ACCESSORIESLEICA M6はLeica Mマウントを採用しており、Mマウントレンズが一緒に保管されている場合は、ボディとあわせて査定することができます。
初代M6、M6 TTL、2022年M6では、元箱や説明書、保証書類、製品番号なども世代識別の手掛かりになります。特に2022年M6は製品番号10557として市場で別区分されているため、書類との整合確認も有用です。
そのほか、ボディキャップ、ストラップ、ケース、純正アクセサリー、モーター/ワインダー類、限定モデル固有の付属品などが残っている場合は、処分せずまとめてお持ちください。
関連機種との違い
COMPARISONLEICA M6と比較されるM型には、M3、M4、M7、MPなどがあります。
M3は約0.91倍のファインダーを備え、50mm・90mm・135mmのブライトフレームを持つ露出計非搭載の機械式M型です。M6は標準0.72倍で6焦点距離のフレームを備え、TTL選択測光式の露出計を内蔵します。
M4は露出計を持たない機械式M型で、M6はM4系の巻き上げ・巻き戻し・フィルム装填などの操作性を受け継ぎつつ、TTL露出計を加えたモデルです。
M7は2002年に登場し、電子制御シャッターと絞り優先AEを備えます。M6は機械式シャッターで、露出計を見ながらシャッター速度と絞りを手動設定する点が大きな違いです。
MPも機械式シャッターとTTL露出計を組み合わせたM型ですが、M6とは製品世代や外装、操作部などが異なります。
M6の中でも初代M6とM6 TTL、2022年M6は仕様が異なるため、同じ名称だからといって同一仕様として扱わないことが重要です。
担当者コメント
STAFF COMMENT
M6は初代、M6 TTL、現行M6で仕様が異なるため、まず世代を正しく確認することが大切です。露出計の状態だけでなく、機械式シャッターや距離計の状態も分けて確認します。











